Princessの掟2
「もう、優斗さんから聞いたかもしれないんですが、私と優斗は小さい時から将来を誓った仲なんです。」
“将来を誓った仲なんです”
彼女の言葉が頭の中でこだまする。
今なんて…?
将来を誓った仲?
どういうこと?
「だから…、別れて。」
今までの声色とは違う冷たい声が降ってきた。
「えっ?…」
驚いて上を見上げると彼女はソファーから立っていてこちらをなんとも冷たい表情で見ていた。