婚約者は王子様!?
「いらっしゃいませ。」

お手伝いさんが玄関のドアを開けて丁寧にお辞儀をしてくれた。

「おじゃまします・・・。」

ドキドキしながら広い玄関を抜けて、リビングらしき部屋に通された。


「お連れ致しました。」

社長さん夫婦に一例した後、お手伝いさんに促されて中に入った。

「おぉ~!良く来たな。村松くん。足を運んでもらって悪かったね。」

社長さんが言った。

「美優さんも。今回はありがとう。」

ニコッと笑った社長さんは優しそうだった。



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