NEVER NEXT
地図と荷物を両手に持ち、やたらきらびやかな入口を見つめる。


昼間についたからすぐにでも行こうと思ってたら暗くなるまで待てと言われた。

黙って夜になるのを待って地図を持たされ1人でここまできたけど―――


バンリは
「渡したらすぐ戻ってこい」

それしか言わないし。
なんかもっとないの?気をつけろよとかさ。
だいたいほんとに私1人だし。途中まできてくれてもいいじゃない。


なんとなくおもしろくなかった


「ここ、よね?」


入口に圧倒されて入りづらい。でも早く帰りたいし


決死の覚悟で扉を開いた

そこは入口以上の豪華さで女の人はもちろん紳士的な男性もテーブルにいた


「な、なにここ…」


なんだか場違いな雰囲気にオロオロしていたら近くにいた女の人が近づいてきた

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