Love Story（仮）

始まりの始まり。

ﾏﾏの知り合いがやってる幼稚部から高等部まである塾


それは東京にあって、数学と国語をみっちり1日教えてくれるとこ。

だから教育ﾏﾏの間ではちょっと有名で

いろいろな地方から人がやってくる




私は小学部の頃から、せっかくの休日車で1時間以上かけて

いかなきゃならないこの塾が


あんまり好きじゃなかった･･･。





「おはよう、今日は隣のクラスに転入生がきたからね」


担任のこの1言でクラスがｻﾞﾜついた

人の出入りの多いこの塾

転入生なんてめずらしくもなんともないけど････

やっぱり皆ちょっと楽しみなのだ。



「ねーまりあぁ、どんな子だと思う???

　　　　　　　　　気の合う女子がいいなー!!!」

隣に座ってる仲のいい萌(ﾓｴ)が話しかけてきた。

「んー･･･あたしはどーでもいいけど。。。　男の子ってｳﾜｻだよ??」

「えーーーー!!!!!なぁんだっ、つまんないの。。。｣


萌はあんまり恋には興味がない風で

いつも転入生は女子がいいって言ってる