【番外編】苺みるくの秘密
抵抗しようとしたって次第に激しくなるキスに、あたしは声にならない声を心の中で叫ぶ。
下にはみんなが居るのに千秋と、千秋の部屋で、こんなこと……。
パチンッとあたしのショートパンツのボタンを外した千秋。
「…ち…あきっ……待っ……」
あたしのウエスト部分に手をねじ込んで、スルリと脱がしてくる。
「待ってって言いたいの? 待てるわけねぇだろ。ずっとお前に触れてなかったんだからな」
耳の後ろに口づけをされたあたしは、ヘナヘナと力が抜けていく。
「でも……」
「時間切れだ」
「そんな……」
「もう待てねぇ」
「……っ!」
背中に手を忍ばせてあたしの唇を奪う千秋の体温に、すごくドキドキして強く目を閉じる。
プチンッと下着を外された直後、身体がビクッと震えた。