君とラブチェンジ
-咲希サイド-




『あ~!やっぱり来た!』



声のする方に、振り向く私と光汰。



『青山さん!?』


『ピンポンピンポーン♪せっかく来てくれたみたいだけど、此処には松本君の記事はナイよ?』


『じゃあ何処にあ…あるの?』

光汰は女言葉に戻した。




『知りたい?』




ピクッ…




や…ヤバイ。


今 光汰の……いや、
あたしの眉毛が少し吊り上がった。


これは 光汰があと20%で
キレるサイン。



な…何とかしなきゃ!


『あっあの!俺、咲希と付き合ってないから!!』


「「……………」」



『そんな嘘通じる訳ねぇだろ。』


『山川先輩…』



『ぶちょ~!遅かったじゃないですかぁ~!!』

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