君とラブチェンジ
『…先輩、ほんとに付き合ってないんで その記事返してください。』


光汰が言った。



『じゃあ、何で北野さんはあの時あんな嘘をついたの?』


今度は 青山さんが
光汰に聞いた。


『それは、最近光…っ咲希に俺が女に困ってるって相談してて…』


『だからわたしが光汰に「わたしと付き合ってるって嘘ついたら?」って言ったんです』



『…………』



『そんな嘘ついても無駄。とにかく、青山の記事は明日張り出すから』



山川先輩は そう言い残し、
去って行った。



『じゃあ…わたしも失礼しますね!』


青山さんが去ろうとした時……

『待て』



光汰が言った。



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