君とラブチェンジ
-5分後-
『名前あった?』
『ま…まだです;』
山川先輩にクラス表が張り出されてる場所を教えてもらい、今は自分の名前を探し中。
『あんたさ、名前何ていうの?』
『青山みかんです…けど。』
『わかった。名前探してやるよ。』
『あ…ありがとうございます。』
背低いくせに、意外と良い所あるんだな~。
素直にそう思った。
『…なんだ。すぐそこにあるじゃん♪』
6組… 青山みかん
『ほ…ほんとだ!やった―!あった―!先輩ありがとうございました!!!』
わたしは嬉しくて飛び跳ねた。
『…飛び跳ねてる暇があったら、教室に行け。…あ。1年の校舎は左な』
先輩は笑顔で言った。
―ドキン
『あ…ありがとうございました!!!』
わたしは先輩に向かって叫んだ。
先輩はまた笑って…
『良かったら、広報部入れよ~!青山♪』
そう言って行ってしまった。