君とラブチェンジ
わたしは 声のする方に振り向いた。
その声のする主は、紛れもなく、
山川先輩だった。
『おぉ~っ!来ました!俺の相方――っ♪』
そう言いながら 江藤ぶちょ~は
山川先輩に抱き付いた。
『部長!!いい加減、その癖直してくださいよ!』
か…カッコ良い…♪
『…あ!青山じゃん!!』
『な…名前 覚えてくれてたんですか?』
『あんだけインパクトあったら、覚えれるよ』
また あの優しそうな顔で笑う先輩。
『何なに?お前ら知り合い!?』
『まぁ…一応。』
い、一応っすか!?
でも… 名前覚えてくれてた。
ゆ…夢じゃないかな?
そう思いながら ほっぺたをつねってみた。
『い゛っ…!』