君とラブチェンジ
バトル
―――『意外と簡単~♪』
あたし達は 誰も通らない廊下に
張り出されている記事を
難なく 取って行っている。
『だなっ♪まさか、こんなにも楽とはな~♪』
光汰も 楽しそうだ。
『広報部の記事 勝手に取って、何する気~ですか?』
あたしはそ~っと 後ろを振り返る…
振り返ると、青山さんが
腕を組みながら立っていた。
『で…出たぁ~~~~!!』
あたしは 叫んでしまった。
『わたしは オバケじゃないです!! ってか勝手に記事外すなんて 違反ですよ?』
うぅ!!
…青山さん。意外と迫力が…!
『な~に突立ってんだよ!青山なんか無視して、俺等は次の取るぞ!!』
光汰はあたしの手を握って、
走り出した。
『言ってられるのも、今のうちです♪』