My Prince ~運命の出逢いは、アイドルと…~
ゆかいな仲間たちの1人の、UNTSファンの子がポツリ呟いた。
「…だよね。何となく裏切られたみたいな気分。」
裏切られた気分
その言葉は、紛れもなくあたしの胸に突き刺さった。
「そんな気なくてもさ…こういうのショック受けるファンだっているんだし…。」
まるで、あたしに向かって言われてるみたいで。
「てか、その一般人の子もどうかと思うよね。わざと泣いて、高瀬くんの気引いたんじゃないの?」
「それ、ありえるー!」
そんなつもりない…
「きっと、かっこよかったら誰でもいいんでしょ。」
そんなわけない…
「友達に自慢したいだけとか?」
「いい加減にしなよ!」