My Prince ~運命の出逢いは、アイドルと…~
その男の不気味な笑いに、背筋がぞくっとした。
怖いっ…
窓はスモークガラスになってて、外からは全然見えない。
あたしは車から出ようと、ドアの取っ手に手を伸ばした。
でも、その男はあたしを押し倒して、身体の上に乗ってきた。
そのまま、両手を頭の上に片手で押さえつけられて、身動きがとれなくなってしまった。
…やだっ…やだ!
必死にもがいても、男の人の力に勝つことは出来なくて…
「やっ…放して!やめっ」
「大声出さないでよー。」
「やめて!やだ!!」
叫び続けるあたしに対して、男はあたしのお腹を殴った。
「…っぅ!」
お腹に激痛が走る。
抵抗する力のなくなったあたしのワイシャツを、剥ぎ取るように乱暴に脱がされた。
男の手が、あたしの胸辺りから下半身へと下りていく。
…助けて……誰か……
その手がスカートの中に入ってきた。
いやあっー―――