My Prince ~運命の出逢いは、アイドルと…~

――ピーンポーン…


しーん………




やっぱ、留守かな…。



「…はい。」


「あ、川田です!川田笑佳です。」


「………あっ!雄哉の!」




鍵が解除された音がした。





―――エレベーターで上って、部屋のインターフォンを鳴らすと、すぐに出てきてくれた。



「お久しぶりです。」


「久しぶりー。」



そう言って、可愛らしい笑顔を満面に浮かべたのは、後田くん。



「良かったら、入ってよ?」


「え、でも…」


「せっかく来てくれたんだし。」



「じゃぁ…お邪魔します。」



ということで、後田くん家に上がらせてもらった。
< 192 / 319 >

この作品をシェア

pagetop