My Prince ~運命の出逢いは、アイドルと…~


気の進まないまま、言われたとおりに1階にある生徒指導部に向かった。


「失礼します。」



「川田さん、とりあえずそこに座って。」


「はい…」


おとなしく、指さされた椅子に着席する。



「あなたは、ほんと最後まで世話がやけるわねぇ…」



まぁ、世話をやこうとしてるのは先生だけどね…。




そんなことよりも、あたしは今すぐ雄哉くんのところに…………



『俺ら、結婚しよっ?』



さっきの言葉。






そうだ…!


あたし

まだ、その返事してない。



こんな、プロポーズの途中で先生に呼び出されるなんて…



人生に2度とある?




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