My Prince ~運命の出逢いは、アイドルと…~

突然、雄哉くんが、あたしの手を引いて、あたしをベッドに座らせた。


えっ!?



「ゆう…や……くん…?」




その瞬間、美奈ちゃんの言葉を思い出した。


『密室で2人っきりで、何も起きないほうが不自然だし。』



え……まさか…




雄哉くんは何も言わず、あたしのワイシャツのボタンを、下から1つずつ外していく。



体が固まってしまって、動けない。




あ…あたし……初めてなのに…



ちょっと怖いけど……でも…雄哉くんなら……





あたしは、ぎゅっと目をつぶった。



雄哉くんが、胸の下くらいまでボタンを外して、




あたしの肌に…そっと触れた――。


< 80 / 319 >

この作品をシェア

pagetop