My Prince ~運命の出逢いは、アイドルと…~
突然、雄哉くんが、あたしの手を引いて、あたしをベッドに座らせた。
えっ!?
「ゆう…や……くん…?」
その瞬間、美奈ちゃんの言葉を思い出した。
『密室で2人っきりで、何も起きないほうが不自然だし。』
え……まさか…
雄哉くんは何も言わず、あたしのワイシャツのボタンを、下から1つずつ外していく。
体が固まってしまって、動けない。
あ…あたし……初めてなのに…
ちょっと怖いけど……でも…雄哉くんなら……
あたしは、ぎゅっと目をつぶった。
雄哉くんが、胸の下くらいまでボタンを外して、
あたしの肌に…そっと触れた――。