さくら咲く



「あー・・・。」



秦は立ち上がり、桜の席に近づいていった。



「どーせ、私はだめですょーだ。」



「そんなことねぇよ。」



「あきらめよっかな・・・」



「うん!俺にすれば?」



桜は顔を上げた。



秦は真剣な顔だった。いつもの、秦じゃない・・。



「はは、嘘でしょ!?」



桜は、この変な緊張を解きたくて・・



でも、



「嘘だったら、いわねぇし。好きだった。ずっと前からお前のこと・・」



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