極上ストロベリーkiss
『ぁ゛おぃ゛ざま ぁ゛なだはどうな゛のでずが?』




鼻水混じりで言う綾。




「あたしは…… あたしは……」




みんなの視線が葵に集中する。




「あたしは…… 隼人が 隼人が…… 隼人が好なの!!」




『葵……』




「あたしも隼人が好きなの!!
だいたい、あなた達、隼人の自由を奪い過ぎて酷いよ 泣
隼人だってね、1人の人間なんだよ?
あなた達は隼人を縛りすぎだよ。
隼人はあたな達の何?
息子? 言う事を何でも聞く奴隷? 人形?
隼人ずっと我慢して来たんだよ?
あなた達には隼人の辛さわかる?
隼人がどれだけ我慢してたかわかる?
隼人だって 隼人だって……… 泣」




『葵 もぅいいよ』




優しく頭を撫でる隼人。




『葵さん 本気かね?』




「冗談で言ぇ゛るばげなぃ゛でじょ」




『葵様 わたくしは負けませんわ。
隼人様を振り向かせて見ますわ!!』




『綾さん 悪いけど諦めて?』




『嫌ですわ!!』




『じゃあ決着ついたって事で。
葵 行くぞ』





『隼人様 お待ちください!!』




綾の言葉も無視し隼人は葵の手をひき店を出た。
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