極上ストロベリーkiss
隼人は葵の手をひきお化け屋敷に向かった。




『葵♪ 俺いるから怖くないよ♪』




「……」




葵はすでに青ざめてた。




ゆっくりゆっくりと進む2人。
葵は握る手に力が入ってしまった。




その時、横からお化けが現れた。




「ぁ゛~~ あっち行け!! 来んな!!」



更に進む2人。
今度は天井から現れた。




「いや~~!!」




葵は隼人に抱きついてしまった。




抱きついたまま進む2人。




葵はお化けが現れるたび絶叫する。
そして出口に辿りついた。




『葵?』




葵は抱きついてるのを知り慌てて離ようとした。
だけど隼人は抱きしめてきた。




「っ…… ちょっ…… ちょっと離れなさいよ!!」




『葵から抱きついてくれたんじゃん♪ まじ嬉しい♪』




「違う!! 抱きついたんじゃないもん!! あんたの勘違いだって!!」




『素直じゃないなぁ そこが、また可愛いんだけど♪』




「こ この勘違い野郎!!」




葵は隼人の胸をボカボカと叩いた。




『さて 次は何乗ろうか? メーリーゴーランドでも乗る? お姫様』




隼人は葵の手をひきメリーゴーランドへ向かった。




「ぁ あたし馬乗るから」




『ぇ~ 馬じゃ2人で乗れないじゃん』




隼人は葵の手をひくと椅子の方に乗った。




「あんたって自己中?」




『違うよ 葵といたいだけだよ』




そしてその後も色んな乗り物に乗った。


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