極上ストロベリーkiss
そして夕方。




『じゃあラスト 観覧車♪』




2人は観覧車に乗った。




観覧車がてっぺんに着く時、綺麗な夕日が見えた。




葵は思わず「綺麗……」と言ってしまった。




『葵に見せたかったんだ♪ 綺麗でしょ?』




葵はコクンと頷いた。




『葵?』




「何?」




『こっち向いて』




葵は隼人の方へ向いた。




〔チュッ〕




不意打ちだった。




葵のファーストキスは奪われた。




「ちょっ ちょっと何……」




〔チュッ〕




隼人は葵の唇に再びキスをしてきた。




「っん………」




隼人の舌が葵の口に入り舌と舌が絡まった。




「っ………」




隼人は葵の唇から離れた。




『可愛い♪』




葵はカーっと赤くなった。




「あんた何……」




隼人は指で葵の唇を押さえた。




『そんな事、言うとまたしちゃうよ♪
てか、あんたじゃなくて隼人って呼んでほしいな……』




「…………」




隼人は葵を抱きしめた。




『好きだよ 葵……』




葵は今までにないくらいドキドキした。




『葵は?』




「ぁ あたしは、あんたなんか……」




その後の言葉が出てこなかった。




葵は恋に落ちた。


< 55 / 284 >

この作品をシェア

pagetop