徒然唄
隣
―――――――――
傍に居すぎたね
きっとあたし達、
誰よりも近かったのに。
手を伸ばした先に
貴方が居なくなってから気付いたことが多すぎて、
戸惑うばかり、
どうしよう?
泣いたら
慰めてくれる
一緒に
笑ってくれる
友達より気楽で
恋人より近い
貴方はもういない。
ため息さえ聞き取れた
あの頃に戻してよ
少しふてくされた
あたしの頭を撫でる
そんな手は特別だなんて
わがままにただ笑う
あの声が聞けなくなるなんて
そんなの
知らなかったから。