徒然唄
――うた――
頼ることを知らない
泣くことを知らない
ずっとそんなふりして
自分に優しく出来なかった
ただ逃げていたあたし
知っていた
甘えてしまえば余計に辛くなる
頼ったら自分じゃなくなる
一言の愛してる
言葉にするだけは簡単で
その意味を頭では分かってたんだけど
ほんとが見えてなかった
あたしの心を掴んで
離さない、意味をちょうだい
最後まで一人で
解らないを繰り返す
愛してくれなんて
言えないから言わない
あたしは何が欲しい?
知っていた
求めるのは愛じゃない
自分を認めてくれる 存在
いらない肯定の言葉
見ていないまま愛さないで
あたしは弱い部分を握られたままで笑う
ほんとは解り過ぎていた
貴方だけのあたしはいても
あたしにだけの貴方はいない
なんで、
問いかけを空に
上を見たって
神様がいるとは限らない。
それでも求める
ねぇ、
やっぱり
愛が欲しかった。
心からの否定に
なんだか安心した自分がいて
"自分"を見てくれたからだって気付いた
愛されたかったと
叫ぶだけのあたしを見つけて
離さない、約束はいらない