徒然唄
電話

―――――

もしもし、

普通はそんな言葉で、電話って始まるもんじゃない?

それなのにあの子ときたら、
いきなり笑い出した。

私の声を聞くなり、けらけらとした明るい笑い声が耳元で響き始める。

久しぶり。

落ち着いてからやっと言った、
その一言に、

今度は私が笑った。

懐かしくて
懐かしくて

ただしばらく笑ってた。
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