【連作】半熟騎士の自由帳 Page1
「……スティフ」
すっかりインクの乾いた紙の上に、再びペンを走らせながら、バートは、年下の少年に呼びかけた。
「ん? はい、なんですか?」
きょとんとするスティフに、顔を上げずに続けてやる。
「わざわざ心配しなくても――」
と、談話室の入り口の方に、ペンの尻を向ける、バート。
すっかりインクの乾いた紙の上に、再びペンを走らせながら、バートは、年下の少年に呼びかけた。
「ん? はい、なんですか?」
きょとんとするスティフに、顔を上げずに続けてやる。
「わざわざ心配しなくても――」
と、談話室の入り口の方に、ペンの尻を向ける、バート。