【連作】半熟騎士の自由帳 Page1
「……もう、あらかた集まってるみたいだけどな?」

グレイズの甘い香りに誘われた、食べ盛りの少年達が、ひとり、ふたり、さんにん。

町に出かけていたはずの、シルハ・フォルオートも加わって、よにん。

バートの動きにつられて、そちらに視線を移したスティフは、目をぱちぱちと瞬かせる。
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