キミのとなり。
「……ありがと」
……こういう瞬間にも、男の子だと意識しちゃう。
電車の中で修ちゃんに……トモにもだけど、向けられる女の子の視線を感じたりするし。
「ん? どうした?」
今頃気がついたトモ。
「なんでもない! バカ!」
「バカってなんだよ?」
「じゃ、俺、行くね」
降りる駅に着いて、クスクス笑いながら修ちゃんは降りて行った。
「千鶴」
トモの呼びかけに応えて、人の流れに沿ってドアの近くに移動した。
修ちゃんが降りる駅で私たちがいつもすることだ。
ドアを背に、トモと向かい合わせになって立つ。
「今日、バイト?」
「ん」
「……DVD、ごめんね……」
一応謝っておく。
「気にすんな」
「してないよ」
「知ってる」
……私たちのいつもの会話だ。
2人とも大切な、私の幼なじみ。
……こういう瞬間にも、男の子だと意識しちゃう。
電車の中で修ちゃんに……トモにもだけど、向けられる女の子の視線を感じたりするし。
「ん? どうした?」
今頃気がついたトモ。
「なんでもない! バカ!」
「バカってなんだよ?」
「じゃ、俺、行くね」
降りる駅に着いて、クスクス笑いながら修ちゃんは降りて行った。
「千鶴」
トモの呼びかけに応えて、人の流れに沿ってドアの近くに移動した。
修ちゃんが降りる駅で私たちがいつもすることだ。
ドアを背に、トモと向かい合わせになって立つ。
「今日、バイト?」
「ん」
「……DVD、ごめんね……」
一応謝っておく。
「気にすんな」
「してないよ」
「知ってる」
……私たちのいつもの会話だ。
2人とも大切な、私の幼なじみ。