キミのとなり。
「やっと起きたのね」
トモの姿を見て、食事の準備をするためキッチンに向かう美佳ちゃん。
私の向かいの席に座ったトモは、ちゃんと制服に着替え、髪の毛もキレイにセットされていた。
「おはよう、智明」
「おーっす」
彼は椎名智明。
──今、起こすのに一苦労したヤツ。
うちの左隣に住む幼なじみで、同じ学校に通っている。
修ちゃんが勉強のできる人なら、トモはスポーツのできる人。
学校でもバスケ部に所属していて……なんだかモテるらしい。
トモも自慢の幼なじみ、って言えなくもないけど……なんだかくやしい。
トモ相手だと、どうも素直になれないんだよなぁ、私……。
「アレ、今日返却しなきゃいけないんだよなー。店長にムリ言って借りてきたもんだしー」
目を細めながらイジワルな言い方のトモ。
トモの姿を見て、食事の準備をするためキッチンに向かう美佳ちゃん。
私の向かいの席に座ったトモは、ちゃんと制服に着替え、髪の毛もキレイにセットされていた。
「おはよう、智明」
「おーっす」
彼は椎名智明。
──今、起こすのに一苦労したヤツ。
うちの左隣に住む幼なじみで、同じ学校に通っている。
修ちゃんが勉強のできる人なら、トモはスポーツのできる人。
学校でもバスケ部に所属していて……なんだかモテるらしい。
トモも自慢の幼なじみ、って言えなくもないけど……なんだかくやしい。
トモ相手だと、どうも素直になれないんだよなぁ、私……。
「アレ、今日返却しなきゃいけないんだよなー。店長にムリ言って借りてきたもんだしー」
目を細めながらイジワルな言い方のトモ。