キミのとなり。
「うそっ!? 最後まで観たかったのにー!」


……隣で、修ちゃんがクスクス笑ってる。


「?」


修ちゃんが笑ってる意味がわからなくて、隣でコーヒーを飲んでいる修ちゃんを見た。


「……智明。あんまりイジワル言っちゃダメだよ」

「修ちゃん?」

「千鶴が寝ちゃったあと、バイト先に電話してたから大丈夫だよ」

「ホント?」


私の言葉ににっこりとうなずく修ちゃん。


「きゃー! 修ちゃん大好き!」


勢いよく修ちゃんに抱きつく。


「おっと」


私がいきなり抱きついたから、修ちゃんは持っていたコーヒーカップをあわてて頭上に避難。



「おいおい……相手、間違ってね……?」

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