いちごほっぺ
足もなんだか
だんだんいたくなってきて
私はしかたなく原田くんの背中に乗った。

『じゃあ立つよ?足に響いたら言えよ?』

『は…はいっ』

ふわっ


原田くんが立った瞬間
原田くんの髪の毛が顔にふれた。


どきっ

胸の奥が小さな音をたてた。

おっきくて
あったかい背中。


思えば男の人に
触れるのなんてはじめてだ。


女の人と全然違うんだな男の人って。
体のあちこちが
固くて、ごつごつしてて…

なんだろ…
なんかきゅんってする。
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