he-rA-Ku-re-SU


『よう、張り切ってるな。あまり、気張るとシワが増えるぞ。』


 余計なお世話だ。


「そっちこそ、もう準備が出来ているなんて、用意がいいわね。大丈夫なの?」


 とはいえ、アーサーの腕は信用に足ることは、よく知っている。


『俺の腕を信用しろって。』


 分かってるわよ。


「アーサー大尉、貴方の機体には、万が一のことを考え、ミサイル、レーザー、さらには、小型とは言え、核兵器が搭載されています。」


 チェンからの事務連絡。


 こういう勤勉さは、さすがは東洋系だといわざるを得ない。


 ・・・と、それを言ったら、また差別なんだよね。


< 17 / 77 >

この作品をシェア

pagetop