he-rA-Ku-re-SU


「勝手に捕獲されなさい。そのままレーザーでも何でも照射すればいいわ。」


「了解。」


 バードンタイプによって捕獲されるヘラクレス。


 しかし次の瞬間、レーザーが照射され、バードンタイプは一瞬にしてやられる。


「アーサー、ちょっと悪いんだけどさ。」


 ちなみに、バードンタイプをずっとかく乱していたのはアーサーの役目。


 怪鳥たちを相手に、ドッグファイトを繰り広げながら、しっかりヘラクレスの記録をとっているのだから、ホントにコイツはコイツで化け物じみた戦闘機乗りだな。


『なんだ?』


「ちょっと離れてて。」


 それだけしか言わない。


 でも、伝わったのだろう。


『了解』


 それだけ言うと、一気に上空に昇るアーサー機。


「アーサー機、安全圏に離脱確認。」


 はやっ


< 31 / 77 >

この作品をシェア

pagetop