he-rA-Ku-re-SU

三節



「新たな、敵機確認!」


 作戦時間を残り90分を残しての殲滅


 とりあえず、その後陸軍のミサイルがこの場所を掃討するはずなので、それまでは待機していようと思っていたが、その判断は間違っていなかったらしい。


「タイプは?」


 ミノタウロス?ワーム?バードン?


「ヒューマノイドです。数は一体。真東から来ます。」


 人型・・・か・・・。


「たった一体?なめている・・・」


 の?


 までは言えなかった。


 なぜなら、次の瞬間オペレーターがとんでもないことを口にしたからだ。


「いえ、ヒューマノイド・・・ではありません!そんなバカな!」


 どうしたの?


 何があったの?正確に答えなさい!


『いや、そのバカみたいな話みたいだぜ。俺も確認した。』


 アーサーがそのオペレーターの意見を後押しする。


 一体、二人は何を見たというのだ?


 ヒューマノイドベルヴァーの存在なら、知っている。今さら現れたところで驚きはしないぞ。


< 33 / 77 >

この作品をシェア

pagetop