he-rA-Ku-re-SU


 ・・・大丈夫だって、テストパイロットなんだからさ。


 ジェーン、あなたは666部隊に言ってから、一度も手紙をくれなかった。


 電話すらしてくれなかった。


 それを恨んだこともあった。


 だけど、それはきっと逆だったんだ。


 電話一つよこさないんじゃなくて、電話一つもかけてはいけなかったんだ。


 手紙だって、きっと書いてくれたに違いない。


 でも、私の元にまでは届かなかったんだ。


 ごめんね、ジェーン。


 もっと早くに気がつくべきだった。もっと早くにあなたのことを助けるべきだった。


 私は、きっと姉として失格ね・・・。


 ごめんね・・・ごめんねジェーン。


『メアリー!!』


 黙れ、アーサー!


『姉さん!違う!俺は・・・』


 アンタも黙りなさい!今さら言い替えたって!


 ギルディウスから強烈な蹴りが飛ぶ。


 大丈夫、回避可能な範囲だ。




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