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ベルヴァーにデーモンタイプがいるかどうかについては、限りなくイエスに近い『UNKNOWN』である。
ジェーン=カレンは、ギルディウスの先行試作型、TYPE-ZEROのパイロットだった。
TYPE-ZERO・・・それは、プロトタイプの意味。
日本では行うことの出来ない新機能の実践、武器の性能テスト。
ジェーン=カレンとTYPE-ZEROが与えられた任務だった。
公式では、日本で行われた木佐木・レン・クリムゾンの、ギルディウス一号機が、ギルディウスの初戦闘とされているが『非公式』では、ジェーン=カレンのTYPE-ZEROの方が先に実践を終えている。
なぜ、日本ではなくアメリカの方が先行配備、お呼び実践が行われたのかといえば、理由は明快。
アメリカの方が、軍備においては二歩も三歩も先に進んでいたからである。
ギルディウス自体の設計図は日本の666部隊が独占状態で作成されたが、ギルディウスが扱う『武器』までは、そうは行かない。
マシンガン、リボルバー、そして・・・核・・・。
歴史的、そして民族性において、アメリカほどに『新しい武器』を作成するに特化した国はない・・・。
ジェーン=カレンの任務は、ギルディウスの武器の性能テスト。
レンの一号機に装備されていた、サンサーも、ガドリング砲も、ミサイルランチャーも、全て『何者かによってテストが行われたから』装備可能なのだ。
所詮は、捨て駒要因・・・。
ゆえに、ジェーンが行う戦闘はいつも悲惨なものであった。