同居人は俺様!!
だから人の心の中読むなっつーの!!!



「嫌!なんでそんなことまでしなきゃいけないの!?言われたとおり部屋用意したでしょ!」


「まぁーそうだけどさー部屋片付けるの大変そうだし、ね?手伝ってよ」

ね?のところをにっこり笑って首をかしげる睦月君



そんな顔したって手伝ってやらないんだから!!!




「い・や!」



はっきり断ると睦月君は俯いた



な・・・なんで何もいってこないの!?



普通ならなにか脅して言ってくるはずなのに!!



「わかった・・・ごめん。無理いって・・・そうだよな、部屋用意してくれたのに片付けまで手伝ってとか嫌だよな・・・」


俯いて顔は見えないけど声からして寂しそう・・・



でも


「そうだよ!!!じゃ、部屋もどるから!」


ドアの手をかける


すると後ろからまた泣きそうな声が聞こえた



「いーよ。一人で寂しく寝ないで朝まで片付けるから。明日から学校だって言うのに・・・睡眠不足で授業も頭に入ってこなくて・・」


なんかぶつぶついってる・・・



でも、かわいそう・・・



「・・わかった!手伝えばいいんでしょ!」


そんなことになったらかわいそうだし・・・



「本当!?」


顔を輝かせた睦月君・・・



かわいい!!!
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