俺様彼氏と弱虫彼女
「菜月!!目、あけてみ。」
お姉ちゃんにそう言われ
あたしはゆっくり目をあけた。
「お姉ちゃん………
鏡にうつってるの………
………誰??」
あたしはお姉ちゃんに聞いた。
鏡の中には
すごく女の子らしい子が
うつっていた。
「菜月だよ??」
「うそ………
すっごくかわいいっ…」
あたしがそう言って
お姉ちゃんのほうに向くと
お姉ちゃんは〝かわいいでしょ??〟
と言った。
あたしはその言葉に頷いた。
「じゃあ、昨日の服着てきな。」
「うんっ。」
あたしはそう言って
お姉ちゃんの部屋を出た。