俺様彼氏と弱虫彼女



「でも…なんかイライラして…

高校入っていろんな奴…

殴ってた……

それでもなんか違って…

ずっとそれの繰り返しで…

自分自身もほんとにつらかった」

そう言った彼はほんとに

悲しそうで……

あたしはただ話を聞くことしか

できなかった。

「そんなときパンうまそうに

食ってる菜月を見かけたんだ…

それで、なんか

〝自分のものにしてぇ…〟

って思ってた。」

そう言えば1年のときは

よくパン食べてたかも…

そんな前からあたしのことを…??


< 80 / 122 >

この作品をシェア

pagetop