俺様彼氏と弱虫彼女



「………っ…少しならっ…」

ちょっとだけなら…

大丈夫…だよね??

前に助けてくれたしっ…

「ほんとにっ??

じゃあ、お昼に裏庭でっ。」

「…うん……」

あたしは前に助けてくれた

ってことだけで

返事をしてしまった。

侑斗の関わるなって言葉を

忘れていたわけではない。

ただ…話さなきゃ

いい人か悪い人かなんか

わかんないから…

正直あたしは今、藍田くんは

いい人だと思っている。

助けてくれたから……

ただそれだけなんだけど─…


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