俺様彼氏と弱虫彼女
キーンコーンカーンコーン─…
「菜月ちゃん、行こっか。」
「あっ…えとごめんっ。
先に行っててくれるかな??」
「わかった。」
彼はそう言って教室を出た。
そしてその数分後─…
「なぁーつぅーきぃー!!
飯いこ、飯!!♪」
「ごめんっ。今日ちょっと
用事あってさ
一緒にたべれないんだーっ……
ほんとにごめんね…??」
あたしは少し上目遣いで
そう言った。
「了解っ。じゃ、また放課後な??」
「うんっ。またね」
ごめんね…??侑斗。
でも…話をしてみたいの。
必ずあなたのもとにかえるからね。