君のぬくもり(短編)




ハルは最後に笑って


僕から離れていった。







こんなに悲しいファーストキスは予想外だ。




ああ…





君のぬくもりが消えてしまう





夜の風に流されていってしまうよ




僕はいっそ

その風になって飛んでいきたいと願った




君のぬくもりを離したくなくて





君のぬくもりが消えてしまう前に






もう一度





もう一度









【完】




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