君のぬくもり(短編)




「ごめんね。
私、すごく楽しかったよ。」




なんで…そんな終わりみたいなこと言うんだよ……





ハルはそれでいいの…?






『離れたくない…』





「ごめん……………」









こんなに…好きなのに。





僕はハルを抱きしめた。


そっとなんてできなかった。

ギューっと
離れないように抱きしめた。





「ジュン…今までありがとう。」





涙が一粒


彼女の肩に落ちた。






冬なのに
ハルの体は温かかった。






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