同じ顔






「真実は相変わらず
朝は難しい顔してるよね」


あたしの親友の翠!
頼りになるお姉さんって感じ



「うるさいんだもん〜」


それであたしは真実
何か何かって感じなのよ(笑)






「キャー!真理センパーイ!」


‥ドキッ


「あら〜、真実チャン
お兄さんは今日も人気だね〜」


あたしの肩を抱いて
耳元でそっと言ってくる翠


「‥殴るよ?」


「あー、怖い怖い(笑)」


翠は小走りで校舎に入っていった
あたしもそれを
追いかけていった





◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆





ガラガラガラ‥


「真実と翠、おはよ♪」


教室に入ってすぐに
挨拶してきたのは莉奈


「おっはー」


翠の返しの挨拶を聞きながら
窓際の1番後ろの4席に陣取る



今日の授業のことや
放課後の話しをしていると
ふと気付いた


「莉奈、化粧濃くない?」


「え!?‥えへへ〜」


指摘した途端、顔が緩んだ莉奈

翠と目を合わせて
事情を聞こうとすると‥




バーン!!!

勢いよくドアが開いた






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