俺様神様!
あたしの叫びを聞かないふりをしていたんだろう、千歳が佐助の刀の間合いの外からゆっくりとあたしと佐助を見た。




「…やめられるわけが無い。
俺達はずっと昔から、こうやってきたんだ。
…天狗、あんたの両親を殺したのは…俺だよ」



佐助の両親が、千歳に殺された。


佐助の表情が変わる。



「…お前…」



「だけど、仕方なかった。俺の親も…俺を除いた、俺達の一族全てを皆殺しにしたのは、天狗の両親と祖父さんだ。
…復讐だよ、こんなの」
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