俺様神様!
「おい、お前」


恐る恐る目を開けると。


そこには同じ歳くらいに見える、一人の男の人が立っていた。


山吹色の浴衣のようなものには袖が無い。


露になっている腕の、肘から下と、開けかかった浴衣の間から見える腹部には、サラシが巻いてあって。


足元は下駄、それも結構高い。


その手には、一振りの刀―…



一瞬その筋の人かとも思ったけれど、オーラが違う。…神々しいっていうか。




そして何より、彼は綺麗過ぎた。
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