この想いを君に…4
「いよいよかあ…」

ホテルの部屋でパパがふと呟く。

「睦海や知樹の争いも気になるけど、光と祥太郎の争いも見てるこっちが冷や冷やするよ」

パパは苦笑いをしながらベッドに寝転がった。

あたしも知樹も同じように寝る。

ダブルサイズで3人はキツイけど、それも今年まで。

来年は…

光さんも抜けるし、その分が空く。

「…明日でそれも見納めだな」

パパはそう言うと目を閉じた。
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