この想いを君に…4
あたしもそのまま寝たふりをする。

しばらくして知樹の寝息が微かに聞こえてきたけど。

パパはまだ寝ていない。

顔を上げてみようかと思ったけど、出来なかった。



パパがこんなに寂しそうにしているのをあたしは初めて見た気がする。



…せめて明日は。

みんなと笑い合いたい。

それが今の最強チーム最後の日なんだから。
< 106 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop