この想いを君に…4
「さあ、もう少し寝ないと体がもたないよ」

パパはそっとあたしをベッドに戻す。

そして添い寝をしてくれた。

「今日は自分の走行がきちんと出来るといいな」

そう言われてあたしは頷く。

パパが背中に回してくれた手は。

本当に温かくて…

あたしは一挙に睡魔に襲われた。



…ママ、こんなにベッタリしているのを見たらヤキモチ焼いて怒るだろうな。



なんて。

意識が遠退く寸前にふと思った。
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