この想いを君に…4
「緊張するやろうけど、一番大事なのはむっちゃんがこのレースを楽しむことやで!
どんな状況でもマシンに乗る楽しさは忘れたらあかん」

光さんはパラソルを持ちながら少しおどけてみせた。

周りがそれを見て笑っている。

「チャンピオン、もちろん狙いにいかなあかんけど…。
むっちゃんが楽しくレース出来る事を周りはみんな望んでるし、天国にいる拓海もそう思ってると思うよ」

光さんはそう言って微笑んだ。
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