この想いを君に…4
「…心配かけてごめん」

自分が悪い訳じゃない。

けど。

謝った。



「うん、無事で良かったよ」

ようやく、パパ本来の笑顔が戻った。

一斉に安堵の息がこぼれる。



「むっちゃん、牛乳いっぱい飲んで早く治して早く復帰してよね!!」

知樹が頬を膨らませてあたしの額を突く。

「お…おぉ!」

あたしは握り拳を軽く突き上げて威勢だけは良く見せてみた。

知樹は満足そうに笑った。
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