この想いを君に…4
「そして光」

ゆっくりと光さんに近付くパパ。

「ロードレースを始めて30年近い間、よく頑張った。
最後にまだあれだけ走られるのに引退なんて…勿体ない」

光さんはプッ、と吹き出して

「門真さんの方が引退するのは早かったで」

「…まあ、そうだけど」

パパは苦笑いをした。
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