この想いを君に…4
光さんは頷いた。

そして下を向いたまま、しばらく顔を上げられなかった。

「…また、いつでも走りたい時はおいで。
光なら大歓迎だよ」

パパの言葉に光さんはうんうん、と頷いて涙を拭いた。

「じゃあ、これで。
みんな、本当にありがとうございました!」

パパが言い終わらないうちに辺り一帯は拍手に包まれた。



終わって欲しくないけど…

長いようで短いシーズンが終わった。
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